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SKYACTIV-D(ディーゼルエンジン)を知る

2017年6月15日

ディーゼルエンジンってどうなの?

ディーゼルエンジンは低回転からのトルクフルなエンジンで十分満足できます。

燃費が良くて、力強い。
エンジンも頑丈にできているし、軽油価格も安い。
そして環境にも良い。

メリットだらけな気がするけど、そんなエンジンにデメリットはないのでしょうか?

DPF再生

マツダのSKYACTIV-D(以下スカイアクティブ)はDPFというフィルターがついています。

Diesel particulate filterの頭文字を取った略称のことで、ディーゼル微粒子捕集フィルターという意味です。

エンジンから排出される粒子状物質をこのフィルターで抑えるのですが、このフィルターに粒子が付着するわけですから、放っておくと目詰まりを起こしてしまいます。

それを数百度の熱で焼き払うのがDPF再生です。

DPF再生が始まると、20分ほどアイドリングストップが作動しなくなり、エンジン音が爆音ではありませんが、明らかに大きくなるので、再生が始まったことがわかります。

200~300キロ程度で再生が始まりますが、煤が溜まってくるとこの間隔が短くなってきます。
※走行距離が25000キロを超えていますが、最近は150キロ前で再生が起きることが多くなっています。

ちなみに再生が始まっても、アクセラには教えてくれる機能はありません。

一応マツコネで確認すれば燃費が落ちていることがわかるので、それで確認できるのですが、度々起動させるのは面倒です。

ランプで表示してくれてもいいと思いますが、何もない。

ただ音が大きくなるだけ。

ディーラーの方曰く、再生中であっても、エンジンを停止して問題ないそうですが、エンジンストップに引け目を感じてしまい、20分ほど余計に走ってしまっています。

スカイアクティブのメリット・デメリット

メリット

  • 低回転からの高トルク(馬力はガソリンほどはありません。)
  • 燃費が良い
  • 軽油の安さ

 

デメリット

  • 煤が発生するため環境に悪い
  • エンジンの重さ(そのためにフロントが重い)
  • エンジン音

ひとつ加えると、エンジン音は気になる人はいると思います。

ディーゼル特有のガラガラ音というのはわからないのですが、車内にエンジン音は少なくとも入ってきます。
それはガソリン車と全く違う音でもあります。

ぼくはディーゼルのエンジン音は好きなのですが、クルマは長い間乗ると思うので、気になる人はやめておいた方が良いでしょう。

スカイアクティブDはこんな人には向かない

ディーゼルは軽油が安いと言った理由だけで飛びつくと、メンテナンスの面倒さにガソリン車にしとけば良かったと後悔します。

また移動距離が短かったり、ちょい乗りがメインの人には向いていないエンジンとも言われています。

なぜ向いていないかというと、DPF再生をするためには燃料(軽油)が必要となります。
連続走行距離が長ければ、排気温度は高いので燃料の必要量が少なくなりますが、短距離運転や、さらにストップ&ゴーが多い走行だと、排気温度が上がらないことに起因する、燃料噴射の頻度が増えてしまうのです。

こうなってしまうと、大量の燃料を使うことにより、燃費が上がらない。
そして、噴射タイミングも遅くなってしまうので、エンジンオイルの希釈が進み、オイル交換サイクルも短くなります。

ということで、短距離中心の人は燃料代もかさみますし、オイル交換も増えます。
厳密に言えばの話ですが。

エンジンオイルはガソリン車以上に気を使います
スカイアクティブDのオイルはマツダオリジナルのものを薦められるので、基本的に選べません。
そして割りと高い。ガソリンで安いオイルを使っていた方には高く感じるはずです。

 

今日のまとめ

調べてみると、DPFは夢の技術のようですが、まだ技術が追い付いていないのが現状です。

しかし、一度乗ってみる価値があるエンジンであることは間違いありません。

ディーゼルエンジンはネガティブなことも聞きます。

そして某自動車会社の弊害ではありませんが、写真を見ただけで煤が多すぎて酷いエンジンとも言われたこともあります。

ただそれだけを捉えて、自分で考えることを停止してしまい、マツダ車を敬遠するのは本当にもったいないことです。

もし本当にダメなエンジンというのなら、壊れてから考えればいいことです。

 

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