マツダのクルマを買おうと思ったはいいけど、ガソリンエンジンにしようかディーゼルエンジンにしようか迷っている人いませんか?
ディーゼルはVWの不正のこともあり、悪のイメージに拍車がかかったともいえます。
でも答えは難しくはありません。
それはあなたがクルマを買って、『どのようなカーライフを送るか』で決まってきます。
ディーゼルエンジンの魅力は何か?
ディーゼルエンジンの最大の魅力と言えば、圧倒的なトルクでしょう。
これを体感してハマった人はディーゼルエンジンを選ぶと思います。
それ以外に何かある?
ガソリンエンジンと比べたらディーゼルエンジンは重量上がって軽やかさからは遠ざかり、金額だって跳ね上がる。
エンジンは高回転まで回らない。
サウンドだって良くはない。
環境に良いと言われているけど、ガソリン車よりも窒素化合物(NOx)や粒子状物質(PM)が増えるんだから環境に良いはずがない。
二酸化炭素だけみれば別だけど、DPF再生時は膨大な酸素消費を行います。
軽油が安いから買うという人もいるはず。
確かに軽油はガソリンよりも安い。
ただし、軽油価格で車両価格を穴埋めしようというのはとうてい無理な話。
ディーゼル車とガソリン車を比較した時に、最低1万キロ乗らないと元をとることなんてできないから、深く考える必要はない。
年間1万キロも乗らない人って多いでしょ。
ただし、ガソリンスタンドでの燃料代の金額を見た時はやはり嬉しい。
これっってハイブリット車と同じ感覚。
最初のころはニンマリします。
慣れなので、なんとも思わなくなっている自分がいますが。
ただし、燃費はディーゼルエンジンの方が上です。
ディーゼルエンジンに向く人
ディーゼルエンジンはどうしても煤問題がつきまといます。
22だろうが15だろうがエンジンのリコールが出ていることを考えればわかるはず。
単純に考えると、ディーゼルに乗る最大のデメリットは煤です。
ここではディーゼルエンジンを買ってもいい人をあげてみます。
- 長距離を乗る
- メンテナンスが苦じゃない
- ランニングコストを気にしない
1.長距離を乗る人
煤は確実に短距離走行をしているクルマに多く溜まります。
もちろん、長距離走行主体のクルマだって溜まるというのは当然ですよ。
それがディーゼルだから。
煤が溜まれば走りにも影響します。エンジンにも負担がかかる。
煤はDPF再生したところで消滅するわけじゃないから、びっしりとこびりついています。
基本的に近所に買い物に行く程度の乗り方だったら、ガソリンエンジンにしといた方が後悔は少ないはず。
短距離走行はDPF再生が完了されなくなりエンジンに煤が溜まりやすくなり、結果的にエンジンの寿命を下げる可能性があります。
2.メンテナンスが苦じゃない人
煤に関してはどうしようもない。
エンジン内に溜まっていく煤によって、多少なりとも購入当初よりもパワーは落ちる。
大切なのはオイル交換。
これはガソリン車と比較にならないぐらい重要。
ディーゼルエンジンのオイルは希釈もされるし、燃料が混じり増加もします。
エンジンに負担をかけさせないためにもオイル交換は最低でも5000キロは厳守です。
でも走りによるわけだから、一概に5000キロとはおかしな話ですね。
DPF再生の回数で行ったほうが良い気がしますけど。
3.ランニングコストを気にしない
2.に書いたとおり、オイル交換は必須です。
しかもスカイアクティブDに対応したオイルの種類はそれほど多くはないから、基本的には安いオイルはない。
経済性を優先するのならば、ガソリンエンジンにした方が無難だと思います。
今日のまとめ
ディーゼルはトルクしか魅力がないようなエンジンですが、そのトルクだけでも十分満足できるものです。
22XDのトルクはは概念がぶっ飛びますね。
納得いくまでディーラーで試乗してみるべきだし、レンタカーで借りて一日乗り回してみるのも効果的ではないでしょうか。
巷ではディーゼルエンジンは色々とネガティブなことも言われるけど、楽しいエンジンでもあります。
ぜひお試しあれ。