なぜマツダが『マツダプレミアム』なんて言葉を使うのかを不思議に思っていました。
しかも自分で。
マツダはBMWやメルセデスのようになる。
ほうほう。
ぼくは安売りをしてしまったメーカーがプレミアム(高級路線)にはなれないと書きました。
だってユニクロがいくら頑張ったって、パリコレと同等価値のメーカーにはなれないでしょ。
ユニクロがエンジニアドガーメンツとコラボしたって、ユニクロはユニクロなわけで。
そう言った意味でも、アストンマーティンが『ホンダエンジンを積んでもいいよ』と言ったことと同じわけです。
まあ、モーターショーは同じ会場に出ることはできるけど。
とにかく、あまり安易にプレミアムなんて使って欲しくないと思っていました。
でもマツダが散々言っていたプレミアムの真意は違ったのですね!
さすがマツダさん。
ぼくが間違っていました。
申し訳ございませんでした。
マツダプレミアムとは
少し前の記事ですが、2020年2月23日の『東洋経済ONLINE』に丸本社長のインタビュー記事に、マツダプレミアムについて語られていました。
全部書くのが面倒なので、ざっくりまとめます。
- マツダプレミアムを使い始めたのは2代前の山内社長
- 顧客との絆を深めたい
- プレミアム=高い価格付けというのは誤解
- 今後は顧客だけでなくビジネスパートナーとの絆も深める
詳細はインタビュー記事をどうぞ。
『絆』って言葉好きな人いますよね
ぼくは『絆』って言葉が大嫌いです。
この言葉って胡散臭くないですか?
調べりゃわかるけど、絆って家畜などを繋ぎ止める綱の意味があるんですよね。
家族や友人などの結びつきを強くするという意味もあるので、こちらで使っているというか、絆を使っている人はほぼこちらだと思いますが。
でも繋ぎ止める意味を知っている人からすれば、家畜かあという気分にもなりますよね。
震災にあった人たちはこの言葉を嫌う人もいるそうです。
個人的には、顧客と絆を深めたいなんてトップが使うべきじゃないと思うわけです。
信頼関係を築くとかならわかるけど。
だったら買うなよ!って言うやつが絶対にいるけど、別にディーラーに行っても、カタログを見ても『絆』なんて書いてなくないですか?
ディーラーの壁一面だったり、車のカタログに絆なんて書いてあったら、買います?
ぼくは買いません。
今回のコロナウィルスでも、ちょっと前にトイレットペーパー買い占めとか、食料品買い占めとかありましたよね。
普段、絆とか散々言っていても、結局は自分(と家族)が良ければそれでいい。
もちろんそうじゃない人も少なからずいるとは思うけど。
マツダディーラーとの絆
マツダディーラーと顧客(僕)は絆で結ばれていたのですか?
そもそもマツダのディーラーって結構批判されてません?
車(のデザイン)は良いけど販売店はみたいな。
売ったら売りっぱなしだとか、従業員の態度が横柄だとか。
ぼくの買ったディーラーには態度には不満はありませんが、それでも物足りないことはあります。
日本ではレクサスのディーラーが最高だと言う人もいるけど、それだって批判する人はいる。
各々が求めるものが違うから、サービスに最高地点はないわけです。
もちろんサービスだけ要求するのはクソですが、いくら黒マツダになっても売るときだけスタイリッシュでは話にならないわけで。
絆という言葉を使うのであれば、もっともっと強い結びつきが必要なんじゃないかと思うわけです。
きめ細かな対応って、一朝一夕にできるものではありません。
まとめ
なんだか社長の言っていることと、やっていることの乖離が結構ある気がします。
そもそも社長の声が末端にまで届いてないんじゃないかと思うし、顧客と絆がないのに、ビジネスパートナーとも絆を深めるって無理でしょ。
ということで、マツダプレミアムって言葉は何とかならないのでしょうか。
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