最近のマツダは値引きを全然しないという話を聞きます。
実際のところどうなのでしょうか?
個人的にはそんなことはないと言えます。
ただし、昔のマツダを知っている人からすれば、マツダのくせに値引かないなんてふざけるなと思う人も少なくはないはず
マツダ地獄からの脱却
金額を言えば、ぼくが購入したディーラーでの値引き額は20万円でした。
それほど大きい値引きではなかったのですが、正直ここまで値引かれるとも思っていませんでした。
それはマツダは一切値引かないという意見をみていたからです。
値引きが渋いと思っていたからこそ、逆にこんなに引いてくれるんだ?!というのが率直な感想。
マツダはかつてマツダ地獄という言葉を生み出されるほど、『マツダ=安い』というブランドイメージを作って(作られて)しまいました。
マツダ地獄とは、マツダ車を下取りに出すけど、買い取ってくれるところがなく、結局マツダのディーラーが一番高く買ってくれるから、再度マツダ車を買うしかなくなる。
まるで蟻地獄に吸い込まれてしまうかのように、マツダ車を買ったらマツダ地獄に陥るしかなくなっていたのです。
マツダはプレミアムブランドになりたい
ということで、昔ほど安易な値引きはしなくなりました。
マツダとしては、新聞広告にデミオ80万円!というような、かつての投げ売りの惨状を再びみたくはないのです。
これからは値引きではなくクルマの価値を見てもらいたい。
それがマツダの気持ち。
価値がわかってもらえれば、値引きは関係なく買ってくれる。
良いクルマだとわかってもらえれば、次もマツダ車を買ってくれる。
マツダが目指しているのはプレミアムブランドなのです。
まるでドイツの某メーカーのようです。
それが成功するには数十年先とかになるでしょうし、クルマではなくても、簡単にプレミアムブランドになれたら、どこのメーカーも苦労しませんが。
マツダは値引かないのではなく、『値引かなくても良いクルマなら売れる』という発想に変わった。
もうユニクロではありたくない。
マツダ車はリーズナブル
同じ車格のクルマと比較すればわかりますけど、マツダは安いと思います。
安いのに走っていて面白い。もちろん個人的にですけど。
隅っこをつついてくるような発想、他社が真似出来ない(わざわざ真似をしない)技術、それはマツダの本領であります。
残念なところは、安いのはいいけど、内装の共通化などによって、クルマごとの差別化という意味ではちょっと残念な部分になっています。
しかし、デザインや走り、アイデアに惚れたなら買っても損はしないはずです。
どのクルマだって完璧なものなんてないわけで、値引かないから買わないなんて言うなら、さっさと他社のクルマを買えばいいじゃんてことです。
今日のまとめ
クルマって値引き交渉が面白い駆け引きでもあります。
でも初めから値引きだけで考えてしまうのはつまらないことでもあると思います。
だったら中古車を買えばいいし。
マツダは結局人気がないから、中古市場でも他社よりも安く買うことができますよ。