アクセラ15XDはとにかく重い。出足から重いわけです。
加速させるためにはある程度強くアクセルを踏まなくてはいけません。
これがストレス。
でも実質的にパワーをなんて上げることはできないけど、少しでもアクセルレスポンスを軽くしたい。
そうなれば体感は速くなった気がしますけどね。
アクセルレスポンスを変える方法はいくつかありますが、その一つの方法がエアフィルターの交換です。
エアフィルターを交換すれば、アクセルレスポンスが良くなります。はずです。
普段はK&N製のフィルターを使用しているのですが、走行過多になってしまい洗浄しなくてはいけないので、その間のものとして交換することにしました。
純正は保管してあるのですが、せっかくなので社外品に目を向けてみました。
フィルター交換でどこまで変わるのか?
■目次
エアフィルターの役割とは
エアフィルターはクルマをいじるのが好きという人以外は、見たこともないと言う人もいるのではないでしょうか。
そんなエアフィルターですが、エアクリーナーと言ったほうが正しいのかな。
マツダではエアフィルターと言っているので、ここではエアフィルターにさせていただきます。
ちなみにエアコンフィルターではありません。役割は同じようなものですけど。
エアフィルターはボンネット内にあるのですが、外から入ってくる空気を取り入れると同時に、混入してしまう埃やゴミなどをエンジン内に入れないようにするために使われています。
今は電子制御たっぷりだから、そんなに単純なものでもないとは思いますが、空気をたくさん取り入れれば燃焼が増えてエンジンのパワーは上がります。
究極的にはフィルターがなければ、空気流入に余計な引っかかりがなくなり多量の空気を吸い込める。
エンジンがフル活動できるわけです。理論上は。
でもそんなことをしたら、エンジン内にゴミが入り放題となってしまいエンジンの寿命は短くなる。
だからフィルターを入れているのです。
エアフィルターの交換時期
マツダのHPではフィルターの交換時期をシビアコンディションの場合25000キロ、ノーマルコンディションの場合50000キロとしています。
実際のクルマはシビアコンディションの状態が多いと思います。
ちなみにシビアコンディションとは下記のようにマツダはおっしゃっています。
※シビアコンディションとは シビアコンディションとは、マツダが指定する「クルマにとって負担が大きい」使われ方を意味しています。
下記例のどれか一つでも当てはまる場合は、「シビアコンディション」となります。<例1.走行距離が多い(年間2万km以上)> 営業車として広範囲にクルマで活動するなど、走行距離が多い。
<例2.短距離走行の繰り返し(8km以内/1回)> ほぼ毎日、主に家から10分程度の所へのお買い物や送り迎え、勤め先への往復に使う。
<例3.低速走行やアイドリング状態が多い> 渋滞や、市街地などでの信号による停車が多い。
<例4.山道、登降坂路の頻繁な走行> 家の近くや普段の通り道で坂道の登り下りが多く、ブレーキを頻繁に使う。
<例5.悪路の頻繁な走行> 凸凹路、砂利道、雪道など、運転していて衝撃を感じたり、クルマの下回りに石や砂があたったり、砂埃などでボディーが汚れるような所をよく走る。

写真は15000キロほど走って取り外した純正フィルターです。
ゴミが溜まっているのがわかります。
20000キロぐらい走行したら交換してあげたほうがクルマに優しいでしょう。
エアフィルターは湿式か乾式か
特にこだわりがなければ純正で十分です。
でもせっかく交換するのなら社外品にしてみるのも面白いはず。
エアフィルターを交換するに当たってひとまず考えることは、湿式にするのか乾式にするのかです。
湿式
湿式はフィルター面のオイルによって集塵します。
これによって網目を大きくしても、オイルの力で集塵力を高めることができます。
オイルは抵抗になりますが、その分網目が大きければ吸入量を増やすことができます。
個人的には湿式の方がレスポンスの体感は向上します。
そして吸入量が増えるので、吸入音も大きくなります。
メリット
- 吸入量が増えるのでレスポンスの良さを体感しやすい
- 洗浄して繰り返し使える
デメリット
- 価格が高い
- 洗浄が面倒
乾式
乾式はオイルの抵抗がないためダイレクトに吸入されます。
純正も乾式ですが、網目が狭いために集塵能力は高いですが、吸入量はとても少なくなります。
メリット
- 価格が安い
- 薄いものならレスポンスの良さを体感できる
デメリット
- 製品が悪いと集塵力が低くエンジンに負担がかかる
AutoExeエアフィルターリプレイスメントを買ってみた
今回選んだのがこちらです。
結局AutoExeにしてしまいました。
ディーラーでも扱っているので安心ということで。
ぼくのアクセラは15XDですので、CX-3やデミオと同じフィルターです。
正直高いですね。この価格だったらK&Nでも良いんじゃないかと。
エアフィルターの比較
マツダ純正、AutoExe、K&Nで比較してみます。

まずは純正ですが、フィルター自体に厚みがあります。
厚すぎて向こうが見えません。
空気も通さなそうです。

次は今回購入したAutoExeのフィルター。
純正に比べてフィルターが薄く、ひだごとの隙間が大きい。
フィルター自体はステンレス加工されていて、燃えるゴミに捨てられない仕様は環境に優しくない作りになっています。
ステンレス加工されることによって、吸入量が増してもフィルターの変化が少ないようになっています。

続いて、K&Nのもの。
5000キロで洗浄のところを、10000キロほど走ってしまいました。

AutoExeのものとそれほど変わらない作りですが、湿式ですのでオイルでベトベトです。
ひだの数はこちらの方が多いです。
続いて厚さをみてみます。
純正とAutoExeの比較
純正の厚さが際立ちます。抵抗が多く、空気が入りにくそうです。

純正とK&Nの比較
K&Nはさらに薄い作りになっています。

AutoExeとK&Nの比較
K&Nはペラペラです。

薄いということはそれだけ抵抗が少なく、空気を大量に取り込めると言えます。
それはパワーアップに繋がります。
フィルター交換でレスポンスの良さを手に入れる!
とも思ったのですが、多少ですね。
K&Nの掃除をしていなかったので、多少変わったかな?というぐらい。
ぼくは先にK&Nを使ってしまっていたので、劇的に変わった!という感じではありませんでした。
しかし純正からAutoExeのものを使えば、体感はできるはずです。
今回のまとめ
AutoExeのものに交換しましたが、十分に効果は感じることができます。
高いですけど。
ただ、大きく体感を感じたいのならK&Nをオススメします。
さらに高いですけど。
フィルターを交換すると、アクセルレスポンスと同時に音も大きくなります。
交換した歓びを一層味わえるのではないでしょうか?
おすすめ度
AutoExe:★★★☆☆
K&N :★★★★☆
エアフィルターの交換方法はこちら。
コメントを残す